はじめまして!大井裕子です
こんにちは、大井裕子です。
私は現在、子育て世代のママさん向けに
「結果が見えるから楽しい♪家計管理ノート術」をお伝えしたくて、
家計管理のサポートを行っています。
家計簿が続かない、
家計管理って何をしたら良いのかわからない…
そもそも家計簿という言葉がキライ…
そんな迷えるママの強い味方になるべく、奮闘しています。
それはなぜか?
何を隠そう、私自身が、家計簿をつけ続けていたにも関わらず、
不妊治療中に残高不足を起こしてしまい、
「今のままでは、子供を諦めないといけない」かもしれない、という
ピンチに直面したからです。
17年前には想像も出来なかった日々
私には、現在、結婚23年目を迎える夫と、可愛い娘が2人いて、
毎日バタバタしているものの、幸せな生活を送っています。
でも、17年前までは、自分に自信がなく、
子供もできない、家計管理もできない、と、
自分を責める毎日でした。
10年間の不妊治療
その理由の一つに、10年にわたる不妊治療があります。
「30歳までに子供を産みたい」
そう思っていた私は、
28歳の時に、夫と2人で不妊治療を始めます。
今思えば、30歳という年齢にそこまでこだわることもなかった。。。
けれど、当時の私は、私より後に結婚した同級生たちが、
次々と子供を授かっていくこともあり、
焦りがあったのも事実です。
不妊治療を続け、子供を授かるチャンスも何度か訪れました。
が、私の体と赤ちゃんのタイミングが合わず、
夫婦で涙を流すことも、何度もありました。
身体的な負担も、多額の費用も必要となる、
体外受精にも踏み切りました。
不妊治療を始めた当時、
私は正社員で働いていたのですが、
「この日の○時に注射を」など、
体外受精をするために、細かい通院指定が増えました。
当然、職場での調整も難しくなり、
仕事はやりがいもあり、楽しかったのですが、
退職し、パートに。
体外受精の場合、一度に50万円くらい、平気でかかります。
妻の収入とは言え、
不妊治療中に収入が半分以下に減ったのは、
かなりきつかったです。
家計簿をつけていたはずなのに残高不足
私は、両親の教えもあり、
小学校低学年から、ずっとお小遣い帳をつけていました。
学生時代からは、
主婦雑誌の付録でついてくる家計簿をつけ始め、
それ以来、家計簿はずっとつけていました。
結婚後も、「底値ノート」なるものも作り、
月々のやりくりには自負がありましたが、
不妊治療で、大きな金額が動くようになり、
事態は一変。
ある日、クレジットカードの請求が
残高不足で引き落しできませんでした、
とのハガキが届きました。
家計管理をしていたつもりなのに。。
預貯金もない訳ではないのに。。
当時、不妊治療で精神的にも相当参っていたところへの
この残高不足のお知らせ。。。
子供をなかなか授からないことも苦しいけれど、
自分なりに出来ていると思っていることに
「NO!」をつきつけられたのは、相当なショック。。。
「子供も出来ないし、家計管理も満足に出来ない自分」
に心底、落ち込みました。
悔しさから一念発起
頑張っているのに、結果が出ないのは本当に苦しい。
現実問題、お金も欲しい。
お金が苦しくなったから、という理由で、
不妊治療を諦めるのは、絶対にイヤ!
(当時の私たちにとって、
不妊治療を諦める イコール 子供を諦める、でした)
でも、家計簿といくらにらめっこしていても、
お金は増えない。
そこで、
学生時代に授業で習った投資信託を始めることに。
投資信託を始める前準備として、
家計を一から見直しました。
まず、トータルでいくら預貯金があるか。
わかっているようで、実は把握出来ていない状態だったので、
夫と私の口座を洗いざらい、確認し、
ノートに書きあげました。
これまで、
「つけているだけ」の、
お小遣い帳の延長のような家計簿から、
必要な情報がきちんとわかり、
継続的に貯蓄が出来る家計簿へ試行錯誤。
収入と、毎月の支出のデータはあったので、
実現可能な予算を立て、
家計簿が続かない理由も、とことん研究。
やりくりをした結果、
資産全体はどうなっているのか、
今、使えるお金はどのくらいなのか、
知りたいお金の情報が一目瞭然な、
シンプルな家計簿ノート、財産帳を作成。
そして、運用に回せる金額を計算し、
ネット証券口座を開設。
投資信託での資産運用を開始しました。
家計の見直しと投資信託で「貯まる家計」へ
投資信託は、
毎月、決まった金額を積み立てる設定をしたら、
基本的にはほったらかし。
思わぬ効用が。
運用はあくまで、長期保有なので、
一時的に価格の変動があることは覚悟していたのですが、
自分のお金を出しているので、
世の中の動きに注目するようになったのです。
自分も、経済を回している一部、
という感覚も、実感として得られるように。
パートから、最終的には専業主婦になったのですが、
自分も、社会の大事な一員である、という感覚が持てていたのは、
とても心強かったです。
初心者ながら、
実際に自分で始めてみることで、
一家計の資産の増加だけではなく、
もっと大きな、経済という視点を持てたことが、
とても面白かった!
今の自分
そして、家計の見直しをして7年後。
不妊治療の費用で、かなり削られてしまったはずの貯蓄が、
不妊治療を続けながら、
夫の稼ぎだけで、
総資産1000万円を超えました。
1000万円。
自分には手が届かない、と思っていた、
想像もつかない金額でしたが、
1000万円を貯められた、という結果は、
自分に自信を取り戻させてくれました。
そして、皮肉なことに、
あれだけ不妊治療を頑張っても一向に授からなかったのに、
結婚12年目で、自然妊娠で長女を出産。
その2年後には、
同じく自然妊娠で次女を出産。
10年に及ぶ、苦しかった不妊治療は一体何だったのか、
とも思いますが、
家計管理は一生の仕事。
その家計管理のやり方を見直し、
「貯まる家計」作りに踏み切れたきっかけを
くれたと思うことにしています。
高齢出産のため、
子供2人にかかる教育費と自分達の老後に必要な資金を
同時期にダブルで用意していかなければいけません。
でも、この家計管理を見直した際に身につけた力で、
ライフプランをもとに着々と資産を形成していっています。
思い返すと、我ながら、良く乗り切れたな、と、
思う程、
10年間は、本当に苦しい日々でした。
けれど、
残高不足を起こした悔しさ、
そして、
絶対に子供を諦めたくない!という強い想い、
これらが、今の私を作っていると思うと、
何とも不思議なものです。
そんな自分自身の経験から、
「お金を理由に夢を諦める」ということがないよう、
家計管理につまづき、そこから立ち直った私の経験が
絶対にお役に立てる!と、
この仕事をライフワークにすることにしました。