家計簿迷子って?
ここ数年、コロナ禍で、家計管理が見直されてきたこともあり、
SNSでも沢山の家計簿関連の投稿が増えました!
いろいろ見ていると、
「あ、この家計簿のつけかた、いいな」
とか、
ビジュアル的に、
「綺麗~!これ、やってみたい!」
とか、
本当に沢山、出てきますよね!
皆さん、いろんな工夫されていて、凄いなあ、と思います。
家計簿迷子って、
そう!そうやって、他の誰かのステキな家計簿のつけ方を見て、
参考に取り入れてみたり、そっくり真似てみたり、
なかなか、家計簿のつけ方が定まらずに、
家計簿ジプシー状態のこと。
家計簿をつけていることに満足していた
私は、結婚当初、市販の家計簿を使っていたのですが、
不妊治療で、30万、40万円と、大きなお金が動くことが続いた頃、
残高不足を起こしてしまいました。
当時、子供が出来ない自分に物凄く劣等感を抱き、
自信をなくしていたところ、
コツコツ家計簿をつけていたことだけは、
私のちょっとした自信だっただけに、
見事、打ち砕かれて、大きなショックを受けました。
「子供も出来ないし、家計管理もろくに出来ない…」
家計簿をつけていることに満足していたけれど、
でも、ちゃんと管理出来ていないんじゃ、
家計簿つけている意味がないですよね。。。
そこで、
「この家計簿のつけ方じゃ、家計管理が出来ない」ということに
やっと気づきます。
じゃあ、どんな家計簿がいいんだろう?
この家計簿のつけ方では、知りたいことがわからない、
おさえるべきところがおさえられない、
と、市販の家計簿にプラスして、
手書きで口座残高や入出金をまとめるノートを
サブノートとして作りました。
これで、4年くらい、何とかうまくいっていたんです。
なのに、人間、欲が出ますね。
手書きなので、自分オリジナルで作っているため、
そんなに確固たる自信はないのです。
(残高不足は起こさない仕組みは作れたのに)
で、いろんな方の家計簿を検索しまくり、そして、
良さそうな人の家計簿のつけ方を、真似してみるんです。
とにかく、ビジュアル的に美しくて、
目を引く手書き家計簿をつけてる方がいて、
(SNSから有名になり、家計簿や本も出版されている方w)
2年くらい、真似してみたこともあります。
人の真似した家計簿は、結局、続かない
でも、まあ、続かないんです。
当時、次女を出産したこともあり、
慣れない育児に、もう一人、赤ちゃんが登場することで、
さらに難易度上がり、
家計管理なんて、やっている時間がない!
もともと、家計簿をつけることが嫌いではない、
むしろ、好きなのに!ですよ。
どんな家計簿をつけるか、ではない
そこで、またまた、気付くわけです。
家計簿のつけ方を、検索しまくっていましたが、
それって、目的が、「家計簿をつけること」になってしまっている。
ちょっと、わかりにくいかもしれませんが、
家計簿をつけることが目的なんじゃない。
大切なのは、
家計簿で何がしたいのか。
家計簿は、あくまで、家計管理の手段の1つ。
家計簿をなぜつけるのか、という、
そもそもの目的を見失ってしまうと、
単なる家計簿のつけ方だけを検索しまくる、
あれこれ、試しては、家計管理のやり方が定まらない、
家計簿迷子
に、なってしまうんだろうな、と、実体験から感じました。
「今年は、どんな家計簿を使おうかな♪」というのも、
家計管理のモチベーションを上げるためにも、
良いのかもしれませんが、
何のための家計簿なのかを、考えてみると、
また、見方が変わってくると思います。
せっかく家計簿つけるのに、
お小遣い帳の延長みたいな家計簿では、もったいない。
まずは、
家計簿で何をしたいのか。
家計簿探しをし続けてしまっている方は、
是非、一度、その視点で、家計管理を考えてみることが
貯まる家計にも、近づく大きな一歩だと思います。